夫との残された日々

夫が肺小細胞がんのステージ3と宣告されて3年。
残された時間が少ないことを先日私にのみ告げられました。
何ができる?どうしたらいい?
そんな日々を綴っていきたいと思っています。

進んでいく病状

ここ2日で、黄疸が進んでしまった。


食事をほとんど取れなくなってから1か月近く経つし、ほぼ毎日会っている私はさほど感じないが、久しぶりに主人を見る人がいたら、大分痩せたんだろう。


救急車が到着し、家から救急車まで運ばれていく姿を見た娘が

「お父さん、小さくなっちゃった・・・」とつぶやいていたのが忘れられない。


腫れている肝臓と、浮腫んでいる脚が痛々しい。


今日は私が行ってからMRIの検査に連れていかれたのだが、もう同じ態勢で寝ていることができず、検査ができませんでした、と戻ってきた。


今後は出来得る検査で進行具合を判断していくしかないそうだ。


夫の精神状態は相当悪く、今のうちに聞いておきたい話をそれとなくするとイラついて怒鳴られたりする。医師や看護師にはそんなことはないので、私への甘えなのだと自分に言い聞かすが、辛い。


若いからか、悪くなってからは本当にあっという間だ。


土日は各病棟お見舞いの人も多く、エレベーターも混雑している。

老夫婦で仲良さげにいらしている方などを見ると、心が締め付けられる。


私にはもうない未来。


おじいさんおばあさんになるまで、一緒にいたかったよ。